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ちょっと昔のリヴリー話⑥- 遠吠え - [Old Livly]

久々に、ちょっと昔のリヴリー話を。 第6回目

「遠吠え」と言う技は、リヴリーがオンライン中の全リヴリーに

メッセージ伝えられる技。旧バージョンではレベル5で取得出来る

技で、コマンドは「/all メッセージ」。

この技を使うと雲の様に画面の上部に吹き出しが出て、そこに

飼い主名とメッセージが表示されるもので、形は今のリヴリーの

吹き出しの縁をギザギザにした感じの形であり、文字は白色で

吹き出しの背景色はリヴリーの体色と同色であった。

体色が白いリヴリーが遠吠えを使うと、吹き出しの色も白なので

読めないという難点もあったが、遠吠えは「記憶の断片 /log」に

反映されたので、それを使って白色系のリヴのメッセージは

辛うじて読めた。この遠吠えの機能はかなり迷惑な技でもあり、

吹き出しがリヴ画面の上に出ると"ポンッ"と効果音が出る。

1人や2人なら気にしないが、遠吠えで会話やケンカが始まると

本当に煩かったものでした。

たとえば、遠吠えを使って挨拶や会話してる人がいると、

「オメーら、遠吠え使って会話すんな!」
「技なんだから自由に使っていいでしょ。」
「自分だって今遠吠え使っただろ」
「ポンポンポンうっせーな、全員だまれ!」
「なんでお前に命令れれねばならん」
「重くなるから、遠吠えでケンカやめてよ~」

そんな事が日常茶飯事で画面上部はカラフルな吹き出しが

次々と溜まり見たくもない遠吠えがポンポン音を立てて、特に

ユーザーの多い夕方~夜が騒々しかった。こういう使い方を

通称「無駄吠え」と言った。

遠吠え使った吹き出しの連呼は煩いだけではなく、サーバーの

負担になり当時は重くメンテは不定期に何度も繰り返されリヴリーに

イン出来なくなる事が頻繁にあった。

初期は無制限に使えたが、私がリヴデビューした2002/5/11に

1日3回と使用回数が制限された。

毎日の悪状況でユーザーからのクレームもあったのか、ついに

運営側も改善策を講じ、出来た技が「静寂の耳」だった。

【2002.06.19】
レベル1の技「静寂の耳」を追加しました。

「/silent」と入力すると天からの遠吠えの吹き出しと吹き出し音が

消える技である。もう一度コマンド入力すると元に戻る。

この新技で事態が収まったかと思いきや、そうではなかった。

この技、パークや島を移動すると技が解除され、また使用する

には再度の入力が必用され頻繁に移動するユーザーには、

いちいち使うのが面倒臭かったのである。

「○○ちゃん、こんばんは」
「遠吠えうるさいから挨拶でつかうな。直接行け!」
「うるさかったらサイレント使えばいいじゃない?」
「移動の度にサイレントしろってのか、バカ」
「頼むから~遠吠えでケンカすんなっての」
「運営、こんな状態を放っておくのか、おい!!!」
「そんな自分こそ、使わなきゃいいじゃない?」
「お前ら、リヴリー重くなって鯖に負担かかってんの
 わかってんのか?今後困るのお前らだろ」
「こんな状況ならすぐ有料化されるだろうな」
「おいおいおい!コルブレなんとかしろよー!」

サイレントを作ってもユーザーの多い時間帯は殺伐とした

遠吠えが続き、1日3回制限を設けた日から約1年2ヶ月後

コールドブレスからソネットに運営が変わったバージョン2に

なるまで遠吠えの技は廃止されなかったのである。



※ちょっと昔のリヴリー話の過去記事は、
       ←左のカテゴリー[Old Livly]から見られます。


タグ:リヴリー
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